導入事例/ブリヂストン化工品ジャパン株式会社 様
お問い合わせ 資料請求

導入事例/ブリヂストン化工品ジャパン株式会社 様

  1. ホーム
  2. 導入事例
  3. ブリヂストン化工品ジャパン株式会社 様

丁寧なサポートとわかりやすいマニュアルで
ワークフローEXおよび請求書発行システムとスムーズに連携。
電帳法対応とともに業務効率を大幅に向上。

ブリヂストン化工品ジャパン株式会社 様

日本全国を対象に、ブリヂストンの産業・建築資材を販売するブリヂストンのグループ企業です。「最高の品質で社会に貢献」というグループ理念を使命と捉え、それを果たすための「誠実協調」「進取独創」「現物現場」「熟慮断行」という4つの心構えを、日々実践されています。2022年からはグループで新たに制定した企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」を経営の軸に、2031年のグループ創立100周年へ向けた変革を加速されています。

  • 設立:2015年1月1日
  • 資本金:400百万円
  • 所在地:神奈川県横浜市戸塚区柏尾町1番地化工品技術センター6階
  • 事業概要:日本国内での産業資材、建築資材、工業用ゴム、樹脂製品の販売および施工
  • 従業員数:758名
  • オフィシャルサイト:https://www.bridgestone-dpj.co.jp/

【お話を伺った方】

ブリヂストン化工品ジャパン株式会社

ITソリューション部ICTインフラ課

  • 長谷 努  様
  • 菅野 友貴 様

導入前の課題

  • 電子帳簿保存法(電帳法)に対応した経費精算書類の紙保存から電子保存への移行
  • 書類検索にかかる膨大な時間と手間
  • 請求書の紙発行に伴う作業負担
  • 請求書の郵送で発生する到着遅延
  • 請求書郵送の誤送付による情報漏えいリスク

導入後の期待

  • ワークフローEXとのデータ連携による電帳法対応の実現
  • 柔軟な書類検索性による業務の効率化
  • 電帳法に対応したWeb請求システムの構築
  • 請求書の紙発行で抱えていた各種課題の解消

「ClimberCloud」選定のポイント

  • 電帳法に対応した環境が整備できる
  • ワークフローEXとのスムーズなデータ連携
  • 柔軟な書類検索性をはじめとする使いやすさ
  • セキュアなデータ管理機能
  • 充実したサポート体制と整備されたマニュアル
  • 料金体系がリーズナブルでわかりやすい

【ソリューション導入の背景】

社内に浸透した『ワークフローEX』を活用し、電帳法に対応した環境を

ClimberCloud

業務の効率化や負荷を軽減するため、各種の情報機器やインフラシステムの導入・整備を積極的に進めているブリヂストン化工品ジャパン様。経費関連の申請・承認には、ナルボ社の『ワークフローEX』を導入して業務の効率化を実現していました。この運用を維持するにあたり、新たな課題になったのが、2024年に電帳法対応が完全義務化されることです。経費精算書類は国税関係帳簿書類に該当することから、電帳法に従い、当時の紙保存から電子保存へ移行するという方向性が示されました。

「この方針に基づき、新たに電帳法対応システムを導入してワークフローEXと連携させるための検討を、2022年6月頃から始めました」と語るのは、同社で情報インフラ系の導入から運用までを担当するITソリューション部ICTインフラ課の長谷 努氏です。「システムの観点からは、申請がワークフローEXで承認されると同時に電帳法対応システムとデータ連携され、電子保存されることを目標に掲げました」と話します。

これに加えて、もう一つ重視したのが「ユーザーが利用しやすい柔軟な検索性です」というのは、長谷氏と同じ部署に所属し、今回の案件をともに主導した菅野友貴氏です。検討のスタート段階で菅野氏は、電帳法対応システムを利用する機会が多くなる経理、購買、リスク管理といった部署へのヒアリングを実施。そこで明確になったのが、多様な検索ニーズだったのです。

「ヒアリングした部署では、申請書の中身を確認する業務が頻繁にあるため、書類を検索する機会が数多くあります。ところが紙保存の場合、該当書類を探し出すのに、多大な時間と手間がかかっていたのです。しかも、該当書類を探し出すときに目を向けるのは、書類番号や経費項目、申請者名など、部署や確認内容によって異なります。

「ヒアリングの結果、自由に検索項目を設定して該当書類をすぐに探し出せるシステムであることが、ユーザーにとっては最大の要望だとわかったのです」(菅野氏)

【製品選定の理由】

要望通りに使えるか、トライアル期間中に関連部署で検証

そこで同社では、新たなシステムの構築に向けて、厚い信頼を寄せているナルボ社に相談。数多い電帳法対応システムの中から、ワークフローEXと一番相性が良く、同社の使い方に最もマッチする製品を提案してほしいと依頼し、推薦されたのがNTTデータビジネスブレインズのClimberCloudでした。

NTTデータビジネスブレインズでは、ベンダー各社からシステム連携の問い合わせを受ける機会が多いため、ClimberCloudのWebAPIを公開し、連携の検証がスピーディに行える環境を提供。ナルボ社から問い合わせを受けたときは試用環境も用意し、自信を持ってClimberCloudを提案してもらえるようにサポートしました。

ナルボ社の提案を受けて具体的な検討を進めるにあたり、菅野氏が「とても有意義だった」と語るのは、トライアルで実際にClimberCloudを使用できたことでした。

「社内の関連部署にも試用環境を提供し、検索性の確認はもちろん、実際に使ってみた感想、より使いやすくするための意見や提案をもらい、検討を行いました」(菅野氏)

ICTインフラ課が重点的に検証したのは、権限付与機能です。電帳法対応システムは全社で利用するため、フォルダや保存書類は部署・役職・担当業務などによって、閲覧できる権限を細かく設定したいと考えていたからです。「この点については、要望通りの条件で権限が確実に付与でき、編集も柔軟にできることが確認できました」と、菅野氏。また、画面が簡潔で、見たいものがすぐに探し出せることも評価。「不具合の発生時は、内容・原因がわかりやすく表示されるので素早く対処でき、大きな問題の発生を未然に防止できると感じました」と、話してくれました。

機能理解にとても有効だった、サポートとマニュアル

こうした機能とともに評価されたのが、NTTデータビジネスブレインズのサポートでした。「電帳法の要件を満たしながら当社の意向を実現するため、頻繁に質問させてもらいました」と語る長谷氏。菅野氏は、「問い合わせには、いつも親切に、わかりやすく対応してもらいました。対処法も丁寧に紹介してもらえたので、気になったことはすべて確認できました」と、当時を振り返って話してくれました。

そしてもう一つ、高く評価されたのが、マニュアルです。ClimberCloudのマニュアルは、製品の細部まで確実に理解してもらえるよう、文章による解説に加え、動画解説も用意しています。「とても整備されていて見やすく、トライアルに取り組んだ人たちからも、“理解しやすい”という声が返ってきました」(菅野氏)。

このように、「ワークフローEXとのデータ連携がスムーズで電帳法に対応できること」「柔軟な検索性」をはじめ、「セキュアなデータ管理機能」「使い勝手の良さ」「充実したサポート体制とわかりやすいマニュアル」、さらに「月額基本料金900円+従量課金制というリーズナブルな料金体系」が評価され、2022年9月にClimberCloudの導入が決定しました。

【導入プロセス】

ワークフローEXとの連携に続き、Web請求プロジェクトもスタート。

ClimberCloudの導入は、同社とナルボ社で実施。「トライアル段階でNTTデータビジネスブレインズから十分な説明を受けていたので、改めて試行錯誤することも、トラブルもなく、スムーズに導入できました」と、菅野氏。そして2023年1月、本稼働がスタートしました。

こうしてClimberCloudの導入が完了すると、同社ではもう一つのプロジェクトが動き出しました。請求書をWeb発行する取り組みです。当時、同社では請求書を紙発行していたため、請求書の封入・郵送作業の負担が発生するうえ、請求書の到着に時間がかかること、さらに郵送の誤送付による情報漏えいリスクも無視できないことが課題になっていたのです。

そこで注目したのが、ClimberCloudのWeb請求機能です。この機能を知ったのは、ワークフローEXとの連携を実現するために、ClimberCloudの理解を深めているときでした。Web請求機能の利用に向け、まずは請求書発行システムを自社開発。その請求書データを、ワークフローEXのAPI連携で習得した技術を活用してClimberCloudと連携させ、請求書をWeb発行。これにより、紙発行で抱えていた課題を解消するとともに、電帳法への対応もめざしたのです。

この実現に向け、同社では請求書発行システムの開発に着手。同時に、取引先の承諾を得るための活動もスタートさせました。経費関連の電帳法対応は社内整備だけで実現できますが、電帳法に対応したWeb請求は、取引先各社の理解と体制の整備が必要だからです。「そのため、けっして焦ることなく、十分に時間を取って取引先に説明を行い、当社が発行するWeb請求書に対応してもらえる体制づくりに努めました」と、当時の取り組みについて長谷氏は語ってくれました。

この活動によって取引先各社の体制が整い、2024年5月にWeb請求システムが稼働しました。

【導入効果】

電帳法対応はもちろん、業務の改善と効率化、経費の節減にも貢献

ワークフローEXとClimberCloudの連携により、経理・購買・リスク管理部門からは「自分が検索したい項目で書類を簡単に探し出し、すぐに内容が確認できるので、業務効率が大幅にアップしました」という声が届いていると、菅野氏は言います。

また、社内ユーザーはPCスキルが高い人ばかりではないため、新規システムの導入時には、操作の質問やサポート依頼が数多くICTインフラ課に寄せられるため、大きな業務負担を感じていたという菅野氏。ところが、「ClimberCloudはマニュアルが整備されていることから、質問やサポート依頼が驚くほどなく、業務負荷が大きく軽減されました」(菅野氏)。

そしてもう一つ大きいのが、ペーパーレスへ移行した効果です。紙の使用量が激減したことで、経費が大幅に削減されました。さらに、従来は必須だった申請書を紙に印刷して保存するための出社が不要になり、「スタートがコロナ禍だったことから、業務改善に与えるメリットは大きく、社内で高く評価されました」と、長谷氏は話してくれました。

請求書発行システムとClimberCloudの連携では、目標に掲げていた請求書発行に伴う業務の削減、請求書の早期到着、ヒューマンエラーによるリスク回避が実現し、郵送コストも不要になりました。その中でも特に感じているのが、「早期到着の効果です」と長谷氏は言います。「郵送は時間がかかることから、以前は“FAXで先にください”“メールで先にください”と依頼されることも少なくありませんでしたが、それが一切なくなり、業務効率が一気に高まりました」。

また、経費伝票と同様に、請求書でも検索時間が大幅に短縮され、内容確認に伴う業務効率が改善されました。

【今後の展望】

さまざまなシステムとの連携で、さらなる業務の効率化を

ワークフローEXとClimberCloud、請求書発行システムとClimberCloudの連携により、電帳法に対応した環境と業務の効率化が実現。「めざしていたゴールは、すべて達成できたことから、現状には満足しています」と、菅野氏は言います。そのうえで、今後の期待としてあげられたのが、ClimberCloudが装備しているAIOCR機能の強化です。

同社では、注文書がFAXで送付されてくることが多くあります。そこで、FAXを電子保存してAIOCR機能で読み取り、ClimberCloudに自動登録する仕組みを構築していますが、「現状ではまだ、担当者の確認が必要です」と、菅野氏。「より一層、精度が向上すれば業務の効率化が進み、新たな分野での利用も見えてくると思います。こうした新たな展開に向けて、AIOCR機能の強化には大いに期待しています」。

また、長谷氏が見据えているのは、システム連携で実現する、さらなる業務の効率化です。「今回の取り組みを通じて高めたClimberCloudのWebAPIに関する知識と技術を活かし、新たな連携の可能性を模索して、より働きやすい魅力的な環境を実現していきたいと考えています」(長谷氏)。

当社でも、AIOCR機能の強化については永遠に続く重要なテーマと捉えており、なかでも手書き文字の認識については高いニーズに応えられるよう、精度向上に努めています。システム連携についても、ベンダー各社と協力して対応を進めており、その状況はホームページで公開しています。こうした取り組みを今後も推進し、成果を随時製品に反映することで、期待に応えていきます。

【ブリヂストン化工品ジャパン様のように使いこなす「ClimberCloud」の活用法】

社内導入されているシステムを活用したうえで、電帳法に対応する環境構築を希望する企業は多くあります。こうした企業からの依頼を受け、当社には基幹システムベンダーをはじめ、ワークフロー製品や経費精算システムなどの開発メーカーから、「電帳法に対応するために自社システムと連携できないか」という問い合わせが数多く寄せられています。今回、ブリヂストン化工品ジャパン様から依頼されたナルボ社も、その1社でした。こうした問い合わせに対して当社では、ベンダー各社とAPIなどの技術情報を交換しながら、いち早く確実に連携できる環境づくりに努めています。ベンダーはもちろん、ユーザー企業様からでもシステム連携のご相談があれば、当社は積極的に対応させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

月900円~!
バックオフィスの作業をこれ一つで簡単に!

あなたに最適なClimberCloud(クライマークラウド)の
ご利用方法をご案内いたします。

導入に関するお問い合わせ

ページTOPへ

お問い合わせ 資料請求