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RPAとClimberCloudの連携で
電子取引のデータ保存を自動化。
新たな業務負荷ゼロで電帳法対応を実現。

ユーザックシステム株式会社 様

2021年7月に創業50 周年を迎えられた、ITソリューション企業です。創業時より、中堅・中小企業を中心とするIT導入と活用を支援。その経験に基づいて開発されたパッケージソフト『名人シリーズ』は、各社に共通する業務の自動化や負荷軽減といった課題を解決するソリューションであり、コストパフォーマンスに優れ、多くの基幹システムと連携できることが高く評価され、導入企業が拡大しています。同社ではこうした業務改善をはじめ、業務のデジタル化と労働生産性の向上にも寄与するソリューションの提供に注力されています。

  • 設立:1971年(昭和46年)7月1日
  • 所在地:
    東京本社 東京都中央区日本橋箱崎町4-3 国際箱崎ビル4F
    大阪本社 大阪市中央区瓦町1-6-10 JPビル3F
  • 業務案内:
    1. RPA関連のパッケージ開発、販売、サポート
    2. 物流、帳票、EDI関連の業務改善ソリューションの開発、販売、サポート
    3. モバイルデバイス用アプリの開発、サービス提供
    4. AR(拡張現実)を利用したアプリの開発、サービス提供
  • 従業員:単体139名(2022年6月期)、グループ188名(2022年6月期)
  • オフィシャルサイト:https://www.usknet.com/

【お話を伺った方】

ユーザックシステム株式会社
  • 管理本部 総務経理チーム 経理主任スタッフ 水谷 知也 様
  • 管理本部 総務経理チーム 秋田 奈々子 様
  • RPAカスタマーサクセス事業本部 部長 渡辺 大輔 様

導入前の課題

  • 従来取引が電子帳簿保存法(電帳法)の電子取引に該当
  • 電帳法に対応するためには多大な業務負荷が発生
  • 電帳法対応と業務効率化を両立させたい

導入後の期待

  • 電帳法に完全対応する体制の確立
  • 自社RPAの活用で業務負荷をゼロに
  • 対応ソリューションが手軽に導入・運用できる

「ClimberCloud」選定のポイント

  • 自社RPAとの連携で電帳法対応の自動化が可能
  • トライアルで実感した使いやすさ
  • 月額基本料金900円と低コスト
  • 追加コストは利用状況に応じた従量課金制

【ソリューション導入の背景】

従来から続く仕入請求データのやりとりが、電帳法の電子取引に該当することが発覚

ClimberCloud

2021年に創業50 周年を迎えたユーザックシステム様。事業活動が50年以上に及び、成長が続いたことから同社の取引先は、ソリューションを提供する企業をはじめ、ビジネスを協力して推進するパートナー企業、さらには事業基盤を支える仕入先など、年を追うごとに拡大しています。

「その中で数社の主要仕入先からは、Excelで作成された月次の請求データをメールで受領し、当社のRPAである『Autoメール名人』でCSVデータに自動変換して販売管理システムとデータ連携していました」と語るのは、同社の管理本部で経理業務を担当する水谷知也氏です。

『Autoメール名人』は『名人シリーズ』を構成するソリューションの一つで、他に例のない「メーラーを内蔵したRPA」。メールでやりとりする受発注や納品書、請求書などの定型処理を自動化し、業務の品質向上を実現するソリューションです。

この仕組みを長年にわたって運用してきたことから水谷氏は、「受領したデータの保管について、特別な対応は行っていませんでした」と言います。ところが、電帳法への対応を進めるにあたって社内の取り組みを精査したところ、このメールによる仕入請求データのやりとりが、電帳法の電子取引に該当することがわかったのです。

「電子取引に該当する場合、受領したExcelデータやCSVに変換したデータを保存するだけでは不十分であり、検索要件を満たした上で保存する義務があります。そこで、この義務に応えるための新しいソリューション導入について、検討を始めました」(水谷氏)

【製品選定の理由】

RPAとの連携で電帳法対応が自動化できるClimberCloudに注目

ユーザックシステム株式会社 水谷 知也 様

電帳法対応の検討を進めるにあたり、最初に水谷氏の頭に浮かんだのが、NTTデータビジネスブレインズのClimberCloudでした。

「以前、当社とNTTデータビジネスブレインズの共催で、当社のRPAとClimberCloudを連携させて電帳法に対応する業務を自動化するセミナーを実施したことがありました。そのセミナーに、私も参加した経験があったからです」(水谷氏)

使い勝手など、ClimberCloudについて気になることを詳しく知りたいと考えた水谷氏は、同セミナーで講師を務めた同社のRPA部門を統括する渡辺大輔氏に相談。渡辺氏は、セミナーを通じて得た知識をはじめ、セミナーで使用したソリューション連携について紹介する動画、さらにはセミナー用に開発したソリューション連携のデモプログラムなどを活用して、水谷氏の疑問に答えていきました。

こうしてClimberCloudの使用感がイメージできた水谷氏は、電子取引に関連する一連の業務を改めて整理。同時に、ClimberCloudを活用した業務の効率化と自社RPAを絡めた自動化の検討を始めました。

1カ月間のトライアルで、操作が簡単で手軽に使えることを実感

「具体的な検討を進めるときに、とても有意義だったのが、トライアルとして1カ月間、ClimberCloudを実際に使用できたことです」と、水谷氏は話します。

トライアルを通じて水谷氏は、ClimberCloudの操作はとても簡単で、手軽に使えることを実感。最大の課題だった検索要件の設定に関しても、わざわざプログラムを開発しなくても自由に設定して保存できることから、「本当に便利で、期待に十分応えるソリューションだと感じました」と、実際に使って得た感想を語ってくれました。

そしてもう一つ、注目したのが、コストです。基本料金が月900円と低コストであり、プラスで発生するコストも従量課金制。手軽に始めるのに最適なソリューションだと判断し、2022年8月にClimberCloudの導入を決定しました。

【導入プロセス】

開発から3カ月で電帳法に対応した自動化の仕組みが完成

ユーザックシステム株式会社 秋田 奈々子 様

ClimberCloudの正式導入が決定し、同社が最初に取り組んだのは、『Autoジョブ名人』とClimberCloudの連携です。『Autoジョブ名人』は、『Autoメール名人』と同じく『名人シリーズ』を構成するRPAソリューションで、あらゆるパソコン操作を自動化するもの。シナリオが作成しやすく、分岐や例外処理などにも柔軟に対応できることから、1,200社を超える企業に導入されています。

「新たな仕組みの運用に際しても経理スタッフの業務負荷を軽減するため、まずは『Autoジョブ名人』とClimberCloudを連携させて電帳法に対応する業務を自動化するための分析・設計をスタートさせました」(水谷氏)

この業務を水谷氏とともに推進したのが、秋田奈々子氏です。SE経験もある秋田氏ですが、現在は水谷氏と同じく管理本部で経理業務を担当。「そもそも『Autoジョブ名人』は、プログラミング未経験者でもわかりやすいと評価されているRPAです。今回も情報システム部門の手を煩わせることなく、システムを開発することができました」と、秋田氏。

2022年9月から開発を始め、11月には『Autoメール名人』・『Autoジョブ名人』・ClimberCloudを連携させ、仕入請求データのメール受領から検索要件を設定してClimberCloudに保存するまでを自動化した仕組みが完成。「1カ月間の試験運用を経て2023年1月からは、電帳法に対応したシステムがノータッチで運用できるようになりました」と秋田氏は、順調に進んだ開発の流れを紹介してくれました。

【導入効果】

電帳法への自動対応に加え、意識していなかった業務効率化にも貢献

「これまでもメールで受領した仕入請求データは保存していましたが、万一に備えたバックアップ程度の意義しか考慮していませんでした」という水谷氏。それが名人シリーズとClimberCloudの連携により、電帳法の検索要件を満たした電子取引データとして自動保存できるようになったところが、今回の取り組みに対する最大の評価だと言います。
水谷氏が実感しているのは、検索要件が柔軟に設定できる便利さです。さらに、この検索要件の設定は、電帳法対応だけでなく、実務の業務効率化にも貢献しています。

例えば、請求・支払いに関連したデータ作成時に、内容の不一致が発覚したときです。内容を確認するための調査を行うわけですが、従来は単にエクセルで仕入請求データを保存しているだけのため、元データを探し出すのに膨大な時間を要していました。それが現在は、検索要件を設定してClimberCloudに保存しているため、仕入先の名称などから検索して、簡単に該当データをピックアップして内容が検証できるのです。

「この効果は、ClimberCloud導入時にはまったく視野に入っていなかったものですが、業務効率の向上に大きく貢献しており、プラスの満足を感じています」と、水谷氏は話してくれました。

【今後の展望】

社内での実績を積み重ね、電帳法に対応する新たなサービス提供も視野に

今後に向けた取り組みとして秋田氏は、今回の開発を通じて、ClimberCloudを活用した新たな業務効率化の可能性を感じたと言います。「その実現に向けては、より詳しくClimberCloudの機能を理解する必要があります。NTTデータビジネスプレインズには、そのためのサポートを期待しています」。

水谷氏が検討しているのは、多くの企業が推進している業務のデジタル化への対応です。最近は仕入先から届く請求データも、メール送付に加え、Webサイト経由でやりとりすることが増えています。「こうした新たな状況にも当社のRPAとClimberCloudを連携させ、自動化をはじめとする業務効率化を実現。それを新サービスとして、多くのお客様に提供していきたいと考えています」。そのために、社内のRPA部門との検討を重ねる一方、NTTデータビジネスプレインズとの協力体制も強化していきたいと語ります。

現在も数多くのセミナーを開催し、「電帳法対応は、これからという企業も多いと感じています」という渡辺氏は、「引き続きNTTデータビジネスプレインズとの協業を推進し、導入のしやすさと効果の両方を高める魅力的なソリューションを開発・提供していきたいと思っています」と話します。

こうした取り組みに、当社も積極的に対応していきます。まずは、同社の業務効率化に向けて、ClimberCloudの詳細な機能をご紹介するとともに、名人シリーズとClimberCloudの連携を強化。より魅力的な新サービスを協力して確立し、多くのお客様へ提供していきたいと思います。今後も引き続き、ご期待ください。

【ユーザックシステム様のように使いこなす「ClimberCloud」の活用法】

2021年3月に改正された電帳法。2年間の宥恕期限も終了し、2024年1月からは取引に関するすべての書類を電子データで保存する必要があります。この改正電帳法に対応するため、ユーザックシステム様で大きな課題になったのが、検索性の確保です。取引データの一つひとつに検索要件を付加して保存する作業は業務負荷が高いため、RPAとClimberCloudを連携させ、仕入請求データのメール受領から検索要件を設定して保存する仕組みを自動化しました。こうしたソリューションにご興味のあるお客様はぜひ、ご連絡ください。お問い合わせ内容に対して迅速に対応することはもちろん、ご要望に対応するソリューションの提案・導入経験が豊富なパートナーをご紹介する体制も整えていますので、お気軽にご相談ください。

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