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WebAPI超入門!誰でもわかる基礎知識と活用事例

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本記事は2025/02/14に更新しております。
WebAPI超入門!誰でもわかる基礎知識と活用事例
会計ソフトの機能や銀行との連携について「API」「WebAPI」などの表記を見かけたことはありませんか?「見たことはあるけど、何のことなのかわからない」という方が多いのではないでしょうか。しかし、実際には、仕事や生活の中で知らず知らずのうちにWebAPIを活用したサービスに触れている方も多くいます。

本記事では、アプリケーションの連携に不可欠なWebAPIについて、具体例を示しながらわかりやすく解説します。

01

WebAPIとは?

WebAPIとは、インターネットを通じて異なる2つのアプリケーション同士を連携させる仕組みを指します。WebAPIはアプリケーションの開発側から提供される、連携を実現させるためのプログラムで、アプリケーションの連携に必要な「部品」のようなものであり、そのプログラムによって機能を実装できます。

WebAPIの「Web」は、インターネットを通じてやり取りをすることを指します。そのため、必ずしも両方がWeb上のアプリケーション同士でなくても連携ができます。例えば、社内のサーバーが保有する顧客管理システムの情報を、インターネット上のECサイトと共有することも可能です。

APIとWebAPIの違い

APIとは、「Application Programing Interface(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)」の略で、異なるアプリケーション間でデータや機能を連携させる仕組みです。WebAPIはAPIのうちの1つであり、インターネット上で使えるAPIに限定されます。

APIは、同じプログラミング言語でのやり取りが基本です。

その中でもWebAPIは、異なるプログラミング言語でも対応が可能であり、汎用性に優れています。そのためWebAPIは広く普及しており、単にAPIと呼ぶ場合でもWebAPIを指していることも多くなっています。

WebAPIでできること

WebAPIを活用することで、以下のようなことが可能です。

・異なるシステム間でのデータの共有
・既存のサービスの機能の拡張
・新たなサービスの開発

WebAPIによって、アプリケーション間でデータを共有できます。ひとつのシステムにデータを入力した瞬間にその内容が自動的に共有されるため、入力の手間やミス発生のリスクを減らせます。こうした理由から、業務の効率化が期待できます。アプリケーションの壁を越えてデータや機能の共有ができるため、柔軟に業務に活かせるでしょう。

異なるシステムと連携することで、一方のアプリケーションにもう一方の持つ機能を搭載するといったことが可能です。従来の機能に新たな機能が追加されるため、ユーザーにとってより使いやすく便利なシステムに改良できるでしょう。

WebAPIを複数組み合わせることで、新たなサービスを開発できる可能性もあります。

異なる分野のシステムを連携させる、あると便利な機能を追加することなどによって、これまで思いもしなかった魅力的なサービスが今後誕生していくかもしれません。

APIやWebAPIを使用しなかった場合

APIやWebAPIを使用しない場合、アプリケーションの開発者は必要な機能をすべて一から開発しなければなりません。そのためには時間や手間、コストなどがかかります。「搭載したいのにコストがかかるため実現できない」という事態が起こりかねません。

APIを使うことでデータや機能の共有が自動的にできますが、APIを使わない場合は手動での作業が必要です。APIを使うことなくデータを共有する方法のひとつとして、CSVファイルなどのデータを決められた時間に受け渡しする「バッチ処理」があります。

例えば、APIを使わずにECサイトの売上データを会計ソフトに連携する場合は、日々の売上データをCSVファイルにまとめて出力し、会計ソフトに読み込ませる必要があります。データの読み込みは自動的に行われないため、リアルタイムのデータは会計ソフトに反映されません。そのため、1日に1回、数時間に1回など、自動的にCSVファイルを出力し、その出力されたCSVファイルを会計ソフトが自動的に取り込むといったプログラム開発が必要で、これはバッチ処理と言われています。

バッチ処理は、設定した時間に処理が行われるため、実際に売上が生じてから会計ソフトに反映されるまでにタイムラグが生じます。タイムラグが生じることで、在庫状況の把握が遅れ、注文を受け付けてしまった後に在庫切れが発覚する可能性もあります。また、売上データの集計が遅れ、経営状況の把握が遅れてしまう可能性もあります。

こうした理由から、CSVバッチ処理によるデータ連携は、リアルタイム性が求められる状況には不向きと言えます。

APIを活用することで、より迅速かつ正確なデータ連携を実現し、ビジネスの効率化を図ることが可能になります。

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02

WebAPIで具体的にどんなことができる?

WebAPIによって異なるサービスやアプリケーションを連携させることで、新しいサービスを生み出したり、利便性を向上させたりできます。以下では、WebAPIがどのようなことに活用できるのかについて、具体的に紹介します。

複数のECサイトの商品情報をまとめて検索

Amazonや楽天が公開しているWebAPIを使うことで、異なるECサイトの商品情報や最安値を一度に検索できるWebサイトをつくることができます。「とにかく一番安い値段で買いたい」という場合に、様々なサイトで検索して商品を探すのは、時間や手間がかかり面倒です。WebAPIを活用することで、「もっと便利に、手軽に検索したい」というニーズに応えられるでしょう。

ブログや記事で紹介されている商品について、Amazonや楽天での最安値が表示されているのを見たことのある方もいるでしょう。

こうした表示にも、WebAPIが活用されています。

ブログ記事やSNSの自動投稿

WebAPIを活用することで、ブログ記事やSNSでの投稿を自動的に行うことも可能です。管理画面を通すことなく、投稿や内容の作成が効率的にできます。記事の自動生成ができるものもあり、投稿の手間を最小限に抑えられます。

文章だけでなく、画像や動画の自動投稿も可能です。

銀行口座の残高確認や振込処理

銀行のインターネットバンキングが提供するAPIを利用すれば、会計ソフトや家計簿アプリとのデータの共有が可能です。残高や取引内容のデータを自動的に取得し、仕訳を作成する会計ソフトも数多く存在します。家計簿アプリでは、口座が複数ある場合でも、それぞれの残高や支払い状況がひとつの画面でわかるため、家計の状況を簡単に把握できるでしょう。

データの取得・活用だけでなく、APIを通した振込処理ができるものもあります。

インターネットバンキングにログインすることなく、必要なときに迅速に振り込めるため、時間を有効活用できます。

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身近なWebAPIの活用事例

WebAPIは開発のためのツールであり、通常はユーザーの目に見えないところで使用されています。意識しないうちに、多くの方がWebAPIの恩恵を受けています。以下では、WebAPIが利用されている身近な例を紹介します。

旅行予約サイト

飛行機・新幹線などの交通手段とホテルの情報をまとめて検索できる旅行予約サイトには、WebAPIが活用されています。複数の情報を一度で検索できるのは、インターネット上で複数のWebサイトとのWebAPI連携が行われているためです。

通常、交通手段とホテルの情報はそれぞれ個別のWebサイトに訪れて探す必要があり、予約も個々のWebサイトでしなければなりません。しかし、様々な旅行関連サイトの情報がWebAPIによって連携された旅行予約サイトでは、目的や日程、人数などの条件を入力して検索することで、航空券とホテルの両方を一度に探すことができ、そのまま予約もできるため、旅の予定をスムーズに立てられるでしょう。

天気予報コンテンツを利用したアプリケーション

気象情報を提供しているサービスのWebAPIと連携することで、アプリなどで天気予報をリアルタイムに表示できます。多くのAPIは気象庁が配信する天気予報のデータを用いています。

天気予報は外出や通勤・通学の際に確認する人が多いでしょう。しかしそれだけでなく、企業の活動にも天気は影響します。例えば、農業や漁業、林業は屋外で行うため、天気や気温、風の強さなどを把握しておく必要があります。飲食店や小売業を訪れる人数にも影響を及ぼすため、仕入をする際にも役立つでしょう。

事業で利用しているソフトと天気予報のWebAPIを組み合わせることによって、さらに有益なソフトに改良できます。

地図コンテンツを利用したアプリケーション

Webサイトに地図が埋め込まれている場合も、WebAPIが使われているケースがあります。店舗や会社のWebサイト上で地図を確認できれば、見る人が自分で位置や経路を調べ直す必要がありません。「興味があるけど場所がわからないならいいや」と離脱されることを防止できるでしょう。

現在地から飲食店や店舗を探すサービスにおいても、地図コンテンツの位置情報が活用されています。地名などの情報を入力することなく目的地を簡単に探すせるため便利です。

旅行や出張などで土地勘のない場所に来ている場合にも、迅速に目的に沿った場所を探せるでしょう。

GoogleやSNSのアカウントによるログインの簡略化

ECサイトなどで会員登録やログインが必要なときに、そのサイトとは異なるサービスのアカウントで簡単にログインできる仕組みも、WebAPIによるものです。ECサイトがGoogleやSNSと連携することで、新たにIDやパスワードを設定することなくスムーズにログインができます。

こうした仕組みは、ユーザーにとって便利なだけでなく、サイトの開発者にとってもメリットがあります。会員登録やログインのシステムにはセキュリティ対策が必要であり、ECサイトを運営する会社がセキュリティシステムを一から構築するには時間や費用がかかります。そこで、GoogleやSNSなどの提供するWebAPIを使うことで、既存のセキュリティシステムを活用できるため、セキュリティを確保できるとともに、開発の手間を削減できます。

ユーザーにとっても、使い慣れたアカウントでログインできることは安心感につながるでしょう。

売上データと会計ソフトとの連携

ECサイトや店舗の売上状況を会計ソフトに反映する際にも、WebAPIが活用されています。

ECサイトや店舗のレジと会計ソフトは、別々のシステムを活用するケースが多くあります。WebAPIによって連携していない場合は、売上データを連携するために何らかの作業を行わなければなりません。WebAPIを活用することで、ECサイトや店舗の売上データを会計ソフトへ自動的に取り込み、全体の売上データをリアルタイムで把握できるようになります。

リアルタイムの売上状況が会計ソフトに集約されれば、迅速な分析や経営判断が可能です。 経営の方針や仕入の計画を立てるために役立つでしょう。

このほか、WebAPIによって在庫の状況をリアルタイムに反映したり、顧客情報を別のシステムと共有したりすることも可能です。WebAPIによるデータの取得・共有は、日々の経営を支える仕組みといえます。

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様々なサービスが提供しているWebAPI

WebAPIを提供しているサービスは数多くあります。その一例は以下の通りです。

Google Maps APIGoogle MapsのAPI
Selling Partner API(SP-API)Amazonが提供するAPI
楽天API楽天が提供するAPI
Blogger APIGoogleのBloggerプラットフォームでブログの管理ができるAPI
WordPress REST APIWordPressの自動投稿が可能なAPI
Instagram Graph APIInstagramの自動投稿が可能なAPI
X APIX(旧Twitter)の投稿が可能なAPI

上記のほか、銀行の提供するAPIもあります。銀行によって仕様がそれぞれ異なるため、連携できる情報や機能などを確認する必要があります。

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05

まとめ

WebAPIとは、インターネット上で異なるアプリケーションを連携させる仕組みのことです。WebAPIを活用することで開発者はコストを抑えながらより利便性の高いアプリケーションを開発できます。アプリケーションの利用者にとっても、WebAPIを活用することでミスの削減や業務時間の短縮を目指せるため、業務の効率化につながっています。

具体的なWebAPIの活用方法としては、システム間における売上データや在庫、顧客情報の連携などが挙げられます。生活の中でも、旅行予約サイトや天気予報、地図などにWebAPIが活用されています。

WebAPIを組み合わせて使うことで、今後さらに便利なサービスや革新的なアイデアが生まれる可能性もあります。WebAPIについて知っておくことで、さらなる業務の効率化や新たなビジネスチャンスの発見につながるかもしれません。

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06

ClimberCloudとは

ClimberCloudとは

バックオフィス※業務のデジタル変革(DX)を支援する、
電子帳簿保存法完全対応の
クラウド型
Web請求/電子帳簿保管サービス

ClimberCloud

※バックオフィス業務とは経理や総務、人事、法務、財務などといった直接顧客と対峙することの無い社内向け業務全般を行う職種や業務のこと

ClimberCloudが提供するサービス

ClimberCloudは、3つのサービスでバックオフィス業務のデジタル変革を支援します。

01.Web請求サービス (書類送付)

• 請求書などのClimberCloud上に保存された書類を、取引先へメール送信が可能
• ワークフローや自動連携オプションの利用により自動送付も可能

Web請求サービス(書類送付)
Web請求機能について

02.データ保管サービス(電帳法対応)[ 自社による保存機能 ]

• 会計帳簿、決算関係書類、取引関係書類(自·他社発行)などの電子保存が可能
• 各電子帳簿保存法の要件を充足

データ保存サービス(電子帳簿保存法対応)[ 自社による保存機能 ]
電子データ・電子取引対応保存機能について

03.データ保管サービス(電帳法対応)[ 他社による保存機能 ]

• 受領用URLを発行し、取引先が当該URLに書類を格納
• 相手の利用サービスなどに依存せず書類の一元管理が可能
• URL発行は取引先あたり初回のみのため、運用も簡単

データ保存サービス(電子帳簿保存法対応)[ Web受領サービス(書類受領) ]
電子データ・電子取引対応保存機能について

導入企業様におけるClimberCloudの利用メリット

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ClimberCloud一つで実現可能!
  • 1.

    インボイス制度&電子帳簿保存法対応した書類の電子保存
  • 2.

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各種JIIMA認証取得済
法要件に対応した
電子書類データの一元管理が可能
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少額から始められる
無駄のない従量課金制
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API・自動登録
ツールでデータ連携が
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ClimberCloudで電子保管が可能な帳票
ClimberCloudなら請求書などのあらゆる書類をインボイス制度・改正電子帳簿保存法に両対応した電子データとして保存・一元管理ができるニャ!

ClimberCloudで電子保管が可能な帳票

国税関係帳簿書類は原則紙保存ですが、電子データ保存を認める特例として電子帳簿保存法が存在します。
ClimberCloudは全ての電子帳簿保存法条項に対応した帳簿・書類の電子保管が可能です。

国税関係帳簿
国税関係帳簿
自己が発行した帳簿
・総勘定元帳
・仕訳帳
・その他補助簿
該当条項
4条第1項
作成データを保存(帳簿申請)
JIIMA認証
電子取引ソフト法的要件認証
国税関係書類 - 決算関係書類
国税関係書類-決算関係書類
自己が発行した書類
・貸借対照表
・棚卸表
・損益計算書
・その他決算書類
該当条項
4条第2項
作成データを保存(書類申請)
4条第3項
紙のスキャンデータを保存
(スキャナ保存申請)
JIIMA認証
電子取引ソフト法的要件認証
国税関係書類 - 決算関係書類
国税関係書類-取引関係書類(紙)
自己が発行した書類の写し
・請求書控
・見積書控
・各種契約書
・領収書控
・注文書控
・その他準ずる書類
相手方から受領した書類
・請求書
・見積書
・各種契約書
・領収書
・注文書
・その他準ずる書類
該当条項
4条第2項
作成データを保存(書類申請)
4条第3項
紙のスキャンデータを保存
(スキャナ保存申請)
JIIMA認証
電子取引ソフト法的要件認証 スキャナ保存ソフト
電子取引
電子取引
国税関係書類以外の書類
・Web請求書
・FAX※PDF
・メール添付
・電子契約
該当条項
7条(義務)
授受したデータを保存
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電子取引ソフト
帳簿・書類を電子保管する場合は、該当条項の様式を満たした保存が必要だニャ!*ClimberCloudは各種JIIMA認証取得済みだから、 フクザツな要件もまるっと対応できるんだニャ!各条項の要件を満たしているという証明が JIIMA認証なんだニャ〜

*電子取引により授受した書類は電子での保存が2022年1月より義務化

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この記事を書いた人

福島彩香
地元中小企業において、経理・総務担当として2年間勤務し、在職中に独学で簿記2級を取得。一人の部署であり、日々の仕訳から決算業務、入退社管理や補助金申請書類作成など幅広い業務を経験。出産を機に退職し、ライター業を開始するかたわら、家族の経営する小さな会社の経理業務も行う。経理や数字に苦手意識のある方にも読みやすい記事の執筆を心掛けている。  
監修 梶本卓哉(公認会計士、税理士)
監修
梶本卓哉(公認会計士、税理士)

早稲田大学卒業後、関東信越国税局採用。税務大学校を首席卒業(金時計)し、税務署法人課税部門にて法人税、消費税等の税務調査に従事。複雑困難事案の事績により署長顕彰。大手監査法人に転職後、製造業や不動産業をはじめ様々な業種の上場会社監査やIPO監査に従事。その後、中央官庁勤務を経て大手証券会社の引受審査部・公開引受部にてIPO業務に従事。現在は主に法人の税務顧問を務めており、スタートアップ支援に強みを有する。

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