お問い合わせ 資料請求

請求書の二重入力をなくす方法とは?API連携で月次業務を劇的に早める完全ガイド

  1. ホーム
  2. 経理業務お役立ち情報
  3. 経理業務
  4. 請求書の二重入力をなくす方法とは?API連携で月次業務を劇的に早める完全ガイド
本記事は2026/5/11に更新しております。
請求書の二重入力をなくす方法とは?API連携で月次業務を劇的に早める完全ガイド

月次決算の時期が近づくたびに、多くの経理部門では、取引先から届く大量の請求書処理に多大な時間を費やしています。特に、受領した請求書の内容を支払管理システムに入力した後、同じ内容を会計システムへ仕訳データとして再度入力する「二重入力」は、経理担当者の負担を大きくする要因のひとつです。
    
こうした作業は時間と手間がかかるだけでなく、入力ミスや業務の停滞を招くリスクもあるため、早急に対策を講じることが重要です。

 

本記事では、経理で請求書の二重入力が発生してしまう主な要因を整理した上で、放置することで生じる3つのリスクを解説します。さらに、二重入力を解消するための有効な手段として「API連携」の活用方法や導入ステップ、システム選定のポイントについてもわかりやすくご紹介します。

01

結論:請求書の二重入力をなくす最短ルートは「API連携」の活用

請求書の二重入力を根本的に解消し、月次業務の処理スピードを劇的に高めるための最短ルートは、システム間でデータを直接やり取りする「API連携」の活用です。これまで多くの企業が試行錯誤してきた手入力の効率化や、CSVファイルなどを介したデータ連携は、いずれも人の操作が必要になるため、効率化と精度向上に限界があります。

 

API連携とは、請求書受領システムと会計システム、あるいは販売管理システムをプログラムレベルで接続し、情報の同期を自動化する技術です。API連携を活用した環境では、一方のシステムで確定したデータが、人の操作を介することなく、リアルタイムでもう一方のシステムへと反映されます。担当者がファイルをダウンロードしたり、別の画面を開いて数値を打ち直したりする必要はありません。

 

根本的な業務効率化を実現するためには、断片的な改善ではなく、システム全体がひとつに繋がって動くデータ基盤を構築することが不可欠です。API連携を軸とした運用を確立することで、入力作業という非効率な工程を削減し、月次業務のスピードと精度を大きく向上させることができます。
 

02

なぜ経理部門で請求書の二重入力が発生してしまうのか?

経理部門において転記作業や二重入力が常態化してしまう背景には、主に3点の原因が考えられます。

紙やPDFなど受領フォーマットの混在

第一の要因は、取引先から届く請求書の形式が統一されていないことにあります。紙の郵送やメール添付のPDF、専用ポータルからのダウンロードなど、請求書の受領形態はさまざまです。

 

取引先ごとに異なるフォーマットで届く請求書は、そのままではシステムが直接認識できる形式のデータにはなっていません。そのため、経理担当者は届いた書類をひとつずつ目視で確認し、自社のルールに従って日付、金額、取引先名、さらには登録番号などの情報を手動でシステムに入力する必要があります。

 

データとして抽出・加工しにくい紙やPDFが主流であることが、手作業を介在させる最大の障壁となっています。

会計システムと支払管理システムの分断

社内で運用されている複数のシステムが独立して運用されていることも、二重入力の要因です。多くの企業や組織では、支払いのスケジュールを管理するシステムや経費精算システムと、最終的な決算を行うための会計システムを別々に導入して運用しています。

 

各システムが互いに連携する機能を持っていない場合、支払管理側に入力した情報を、改めて会計システムへ仕訳データとして再入力する作業が発生します。システム同士が情報を共有する仕組みを持たないために、人間がデータの入力とチェック作業を行わなければならず、二重入力という無駄を継続的に生み出しているのです。

インボイス制度や電子帳簿保存法への対応による業務増

近年の法改正も、経理業務の負担増につながっています。インボイス制度の開始により、受領した請求書が適格請求書であるかの確認や、適格請求書発行事業者の登録番号の記録が義務付けられました。

 

さらに、電子帳簿保存法の要件を満たすためには、電子的に受け取ったデータを検索可能な状態で適切に保存しなければなりません。法的義務を果たすために、従来の入力項目に加えて、税率ごとの金額の内訳や登録番号といった詳細な情報の入力が必要になり、現場の負担は以前よりも増大しています。

 

こうした法令遵守のための確認作業が増えた結果、手作業による入力工程がさらに増え、二重入力の手間をより重くする結果となっています。

03

請求書の二重入力を放置する3つの大きなリスク

請求書の二重入力を単なる事務的な作業負荷として放置すると、企業経営において看過できない深刻なリスクを招くことにつながります。

ヒューマンエラーによる修正作業と心理的負担

人間が手作業で行う転記作業には、どれほど注意を払ってもミスの可能性が常につきまといます。金額の桁を間違える、あるいは取引先や日付を誤認するといった些細なミスが、後々、大きな混乱を引き起こすかもしれません。

 

入力ミスが発見された場合、データの差し戻しや事実関係の確認、再入力といった膨大な追加作業が発生します。ミスによる修正作業は、本来の業務時間を圧迫するだけでなく、担当者の負担やストレスも増加させてしまうでしょう。「間違えてはいけない」というプレッシャーの中で、付加価値の低い作業を繰り返すことは、精神的な疲弊を招き、結果として人材のモチベーション低下や離職リスクにつながる可能性もあります。

月次決算の遅延と経営への悪影響

入力作業やその後の照合作業に多くの時間を費やすことは、月次決算の確定を遅らせる直接的な要因となります。情報が複数のシステムに分散している状態では、それぞれの整合性を人の目で確認する必要があり、決算のスピードを高めることは難しいでしょう。

 

月次決算の遅延は、経営陣が会社の最新の財務状況を把握するタイミングを遅らせることを意味します。適切な投資判断やコスト削減の指示が、数週間前の古いデータを基に行われるような事態になれば、激変する市場環境において競争力を損なうことにもつながりかねません。バックオフィスの処理スピードの停滞が、組織全体の意思決定スピードを低下させるリスクとなるのです。

属人化の進行による業務引継ぎの困難さ

手作業が多い業務は、担当者個人のスキルや慣習に依存しやすく、特定の人しか業務の詳細なルールを把握していない「属人化」の状態を招きやすくなります。業務継続性の面では、担当者の急な休暇や退職の際、請求処理が完全にストップし、支払いや決算が滞る深刻な危機にもつながるでしょう。

 

また、ガバナンスの観点からも、特定の個人に処理が依存している状態は、不正やミスの発見を遅らせるという内部統制上の脆弱性を生みます。

 

さらに、非効率な慣習が自己流のやり方として固定化されることで、組織的な改善が進まなくなるという弊害も生じます。複雑な転記ルールがブラックボックス化している場合、業務の引き継ぎが不完全になり、組織に長期的なダメージを与えることになります。

04

システム連携の手法:CSV連携とAPI連携の違いとは

請求書の二重入力を解消するための代表的な手段として、CSVファイルの書き出し・取り込みによってデータを移す「CSV連携」と、システム同士をプログラムで直接接続する「API連携」があります。

CSV連携のメリットと見落としがちな「隠れた手間」

CSV連携は、多くのシステムが標準機能として備えているデータ出力機能を活用する方法です。特別なプログラミングを必要とせず、エクセルなどの表計算ソフトが扱えれば導入できるため、比較的低コストかつ短期間で運用を開始できる点がメリットです。

 

しかし、CSV連携には見落とされがちな手間も多く存在します。具体的には、連携元システムからのデータエクスポート、連携先システムの仕様に合わせた項目の並べ替えや日付形式の加工、そして連携先へのアップロード操作という一連の手順が必要になります。

 

これらの工程はすべて人間の手による操作を前提としていることから、完全な自動化とはいえません。加工時に誤ってデータを削除することや、文字化けが発生するリスクも常にあり、運用が煩雑になりやすい点には注意が必要です。

API連携が実現するリアルタイムな「入力ゼロ」の世界

一方、API連携ではシステム同士を直接接続し、データ連携を自動化します。人がファイルを介して操作する必要がなく、システムが自動的に必要な情報を相手側のシステムへ送信します。

 

この手法の最大の特徴は、自動化の範囲が広く、データの即時性が高い点です。CSV連携では人間の操作があるまでデータは更新されませんが、API連携であれば一方のシステムで承認されたデータが、即座にもう一方の会計システムなどで仕訳として起票されます。

 

これにより、担当者はデータを移す作業から解放され、情報のタイムラグも解消されるため、常に最新の数字に基づいた月次管理が可能な理想的な環境を実現できます。

05

API連携で月次業務を劇的に早めるための導入ステップ

API連携を成功させ、業務フローを抜本的に改善するためには、場当たり的ではない計画的な導入ステップを踏むことが重要です。

現状の業務フローと課題の洗い出し

導入の第一歩として、現在の請求書処理が具体的にどのように流れているかを詳細に可視化する必要があります。各工程において、誰がどのような意図でどのシステムにデータを入力しているのか、業務の棚卸しを行いましょう。

 

請求書の受領から支払い承認までのすべての工程を書き出し、二重入力が発生している箇所や、手作業による転記に費やしている月間の合計時間を正確に把握することが重要です。現在のフローにおけるボトルネックを明確にすることで、API連携を導入した際に最も高い効果が得られるポイントを見極めることが可能になります。

連携先となる既存システム(会計・販売管理)の仕様確認

次に、自社で利用している会計ソフトや販売管理システムが、外部システムとのAPI連携に対応しているかを確認します。利用中のプランにおいてAPI機能が提供されているか、あるいはオプション契約が必要になるかを、ベンダーの仕様書などを通じてチェックします。

 

また、仕訳データだけでなく、取引先の登録番号や部門情報などがAPI経由で正確に登録できるかを確認することも重要なポイントです。もし既存システムの仕様がAPI連携に対応していない、あるいは連携可能な項目が限定的である場合には、外部との接続性に優れたクラウド型システムへの移行も検討すると良いでしょう。

06

法対応と業務効率化を両立するシステム選びのポイント

システムを選定する際には、単なる連携機能の有無だけでなく、日本の複雑な法制度に確実に対応できるかどうかも重要な評価基準となります。

電子帳簿保存法とインボイス制度への完全対応

システムを選ぶ際は、最新の法令に対応した機能が備わっているかを確認することが重要です。インボイス制度では、取引内容や税率区分などの記載要件が従来よりも厳格になっており、システム側で適格請求書の判定や入力をサポートできる仕組みが求められています。

 

また、電子帳簿保存法では電子取引データの保存において、改ざん防止やタイムスタンプ付与などの要件を満たす必要があります。こうした要件に対応した機能がシステムに組み込まれているかを、事前に確認しておくことが大切です。

 

実際、2024年1月以降は「電子取引データは電子データのまま保存する」ことが義務化されており、対応システムの導入はバックオフィス改革の要となります。システム選定では、法制度に自動対応できる機能(例えば電子署名、タイムスタンプ、改ざん検知など)が備わっているかを必ずチェックしましょう。

既存の会計ソフトとシームレスにつながる拡張性

ビジネスの環境変化に伴い、将来的に会計ソフトのリプレイスや周辺システムの追加が発生する可能性は少なくありません。そのため、特定の製品に過度に依存せず、汎用性の高いAPIを公開しているシステムを選ぶことが賢明な判断です。

 

多様な外部サービスとの接続実績が豊富なシステムを選択することで、将来的に新しいツールを導入した際にも、最小限の設定変更で連携を継続することが可能です。周辺システムとのつながりやすさを重視したツール選びをすることで、長期にわたって業務効率化の恩恵を享受し続けることができ、変化に強いバックオフィス体制の構築につながります。
 

07

まとめ:API連携で経理のコア業務に集中できる環境を構築しよう

請求書の二重入力をなくす取り組みは、単なる事務作業の削減にとどまらず、経理部門が組織全体の成長を支える部門へと進化するための重要なステップです。

 

API連携の導入によって転記作業から解放されたリソースは、資金繰りの改善やコスト分析、さらには経営戦略の立案といった、より価値の高い業務へと振り向けることができます。デジタル技術を戦略的に活用し、無駄のない強固な管理体制を実現しましょう。

高度なAPI連携を備えたクラウド型文書管理システムで課題解決へ

二重入力の解消と、電子帳簿保存法およびインボイス制度への対応を同時に、かつ低コストで実現するための有力な選択肢が、NTTデータビジネスブレインズが提供するクラウドサービス「ClimberCloud(クライマークラウド)」です。

 

ClimberCloudは、月額900円からの従量課金制という手軽さでありながら、国内最高水準のAPI連携機能を備えています。WebAPIを活用することで、現在利用している会計システムや販売管理システムとシームレスに接続し、書類データの登録を完全に自動化して二重入力の削減を実現します。また、タイムスタンプの付与や法的要件に則った保存が自動で行われるため、コンプライアンス面でも安心です。

 

さらに、AI OCRオプションを利用すれば、紙やPDFで届く請求書のデータ化も自動化でき、読み取った情報をそのまま他システムへ連携させることも可能です。スモールスタートから大規模な自動化まで対応できるこのシステムを活用し、ミスや残業のない新しい経理業務の形を始めてみてはいかがでしょうか。

まずは資料請求や無償トライアルを通じて、API連携がもたらす業務改革を体感してみてください 。

08

ClimberCloudとは

ClimberCloudとは

バックオフィス※業務のデジタル変革(DX)を支援する、
電子帳簿保存法完全対応の
クラウド型
Web請求/電子帳簿保管サービス

ClimberCloud

※バックオフィス業務とは経理や総務、人事、法務、財務などといった直接顧客と対峙することの無い社内向け業務全般を行う職種や業務のこと

ClimberCloudが提供するサービス

ClimberCloudは、3つのサービスでバックオフィス業務のデジタル変革を支援します。

01.Web請求サービス (書類送付)

~ 請求書などのClimberCloud上に保存された書類を、取引先へメール送信が可能
~ ワークフローや自動連携オプションの利用により自動送付も可能

Web請求サービス(書類送付)
Web請求機能について

02.データ保管サービス(電帳法対応)[ 自社による保存機能 ]

~ 会計帳簿、決算関係書類、取引関係書類(自・他社発行)などの電子保存が可能
~ 各電子帳簿保存法の要件を充足

データ保存サービス(電子帳簿保存法対応)[ 自社による保存機能
 ]
電子データ・電子取引対応保存機能について

03.データ保管サービス(電帳法対応)[ 他社による保存機能 ]

~ 受領用URLを発行し、取引先が当該URLに書類を格納
~ 相手の利用サービスなどに依存せず書類の一元管理が可能
~ URL発行は取引先あたり初回のみのため、運用も簡単

データ保存サービス(電子帳簿保存法対応)[ Web受領サービス(書
類受領) ]
電子データ・電子取引対応保存機能について

導入企業様におけるClimberCloudの利用メリット

01
ClimberCloud一つで実現可能!
  • 1.

    インボイス制度&電子帳簿保存法対応した書類の電子保存
  • 2.

    Web請求・Web受領
02
ClimberCloud一つで
各種JIIMA認証取得済
法要件に対応した
電子書類データの一元管理が可能
03
少額から始められる
無駄のない従量課金制
04
API・自動登録
ツールでデータ連携が
スムーズ!
05
トライアル期間あり
無料でお試し!
ClimberCloudで電子保管が可能な帳票
ClimberCloudなら請求書などのあらゆる書類をインボイス制度・改正電子帳簿保存法>に両対応した電子データとして保存・一元管理ができるニャ!

ClimberCloudで電子保管が可能な帳票

国税関係帳簿書類は原則紙保存ですが、電子データ保存を認める特例として電子帳簿保存法が存在します。
ClimberCloudは全ての電子帳簿保存法条項に対応した帳簿・書類の電子保管が可能です。

自己が発行した書類の写し
・請求書控
・見積書控
・各種契約書
・領収書控
・注文書控
・その他準ずる書類
相手方から受領した書類
・請求書
・見積書
・各種契約書
・領収書
・注文書
・その他準ずる書類
該当条項
4条第2項
作成データを保存(書類申請)
4条第3項
紙のスキャンデータを保存
(スキャナ保存申請)
JIIMA認証
電子取引ソフト法的要件認証 スキャナ保存ソフト
電子取引
電子取引
国税関係書類以外の書類
・Web請求書
・FAX※PDF
・メール添付
・電子契約
該当条項
7条(義務)
授受したデータを保存
JIIMA認証
電子取引ソフト
帳簿・書類を電子保管する場合は、該当条項の様式を満たした保存が必要だニャ!*ClimberCloudは各種JIIMA認証取得済みだから、 フクザツな要件もまるっと対応できるんだニャ!各条項の要件を満たしているという証明が JIIMA認証なんだニャ~

*電子取引により授受した書類は電子での保存が2022年1月より義務化

この記事を書いた人

金田サトシ 
国立大学を卒業後、外資系IT企業でSaaSアプリケーション(ERP/SCMなど)やセキュリティ系コンサルタントとして約15年の実績あり。ネットワークスペシャリスト、データベーススペシャリスト、情報処理安全確保支援士の情報処理資格を取得済み。自身の経験と体系的な知識をもとに、IT系全般をカバーするテクニカルライターとして、リアリティがありつつわかりやすい記事を多数執筆。
監修
北川 希

デジタルマーケティングやIT領域を中心に、年間200本超のライティング、100本以上の編集を担当。特に基幹業務系ソリューションやITインフラ、情報セキュリティに関する技術解説や導入メリット、導入事例に精通し、企業のDX推進や業務効率化に関する専門記事を多数執筆。行動経済学の知見をベースに、専門的なテーマでも初心者から専門職層まで伝わる記事作成・編集を実施。

それ全部ClimberCloudにお任せ!

月900円~!
バックオフィスの作業をこれ一つで簡単に!

あなたに最適なClimberCloud(クライマークラウド)の
ご利用方法をご案内いたします。

導入に関するお問い合わせ

ページTOPへ

お問い合わせ 資料請求
[an error occurred while processing this directive]