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請求書受領から支払い依頼までのワークフローを構築|基本の流れから電子化・効率化まで完全解説

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本記事は2026/4/30に更新しております。
請求書受領から支払い依頼までのワークフローを構築|基本の流れから電子化・効率化まで完全解説

経理部門にとって、取引先から届く請求書の処理は、毎月必ず発生する重要な業務のひとつです。請求書を受領し、内容確認・社内承認・支払い手続きに至るまでには複数の工程があり、一定の工数と時間を要します。

 

とりわけ、紙やハンコを中心とした従来の運用を続けている場合、承認の滞留や入力ミスが発生しやすく、支払いの遅れや業務品質の低下につながるリスクがあります。こうした問題は、企業の信頼性にも影響を及ぼしかねません。

 

一方で、近年は法改正や働き方の多様化を背景に、請求書業務をデジタル化する企業が急増しています。業務のデジタル化を行うことで、これまで手作業で行っていた無駄な時間を減らし、正確でスピーディーな支払いを実現できるようになるでしょう。

 

本記事では、経理担当者や管理職の方に向けて、請求書受領から支払い依頼までの理想的なワークフローの作り方を、基礎から詳しく解説します。

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まずは結論!請求書受領から支払い依頼完了までの流れを「仕組み化」することが経理業務の要

 

請求書を受け取ってから支払い依頼が完了するまでには、「起票内容入力→起票の申請→上長の承認→経理担当者の承認→経理部長の承認」といった複数のステップを、順に進めることが重要です。

 

一連のワークフローがルールとして整備されていない場合、承認が途中で止まって支払いが漏れたり、同じ請求書に対して二重で支払ったり、社内のチェック体制(内部統制)が崩れたりするリスクが発生します。特に、担当者ひとりに業務が任せきりになる「属人化」の状態は、不正やミスを招きやすいです。

 

結論として、誰が担当しても同じ品質で仕事ができるよう、ワークフローを「見える化・仕組み化」することが、経理業務の正確性と効率性を支える基盤となります。まずは自社の現状を把握し、どこに無駄やリスクが潜んでいるかを整理することから始めましょう。

02

この記事を読めば何がわかるか

本記事では、請求書業務を改善したいと考えている方々に役立つ、以下の情報を詳しくまとめています。
  1. 請求書を受け取ってから支払い依頼が完了するまでの全体図と、各段階での役割
  2. 起票から最終承認までの具体的な流れと、チェックすべきポイント
  3. 紙やExcelでの運用で起きやすいトラブルと、その背景にあるリスク
  4. ワークフローを電子化・システム化することで得られる具体的なメリット
  5. インボイス制度や電子帳簿保存法といった最新の法律への対応方法
  6. 自社にぴったりのワークフローシステムを選ぶときに確認すべき点

順番に読み進めることで、自社の経理業務をどのように効率化すべきか、具体的なイメージをつかむことができるでしょう。

03

 請求書受領から支払い依頼完了までのワークフローとは

請求書受領から支払い依頼完了までのワークフローとは、取引先から届いた請求書の内容を確認し、社内の決まった手順を経て、経理部門が送金できる状態にするまでの業務プロセスを意味します。請求書をただ受け取るだけでなく、社内のルールに沿って内容を確認・記録することで、会社の資金を守ることに繋がります。

 

このプロセスで重要な役割を果たすのが、「支払依頼書」という社内文書です。支払依頼書は、請求書の内容を社内のシステムや台帳に記録するための書類であり、支払い内容の正当性や透明性を証明する役割を担います。

ワークフローの全体像:5つのステップ

一般的な支払い依頼のワークフローは、大きく分けて以下の5つのステップで行われます。(※以下のステップは一般的なステップとなります)

 

ステップ 内容 具体的な作業
ステップ1 請求書の受領と内容確認 取引先から届いた請求書の金額、支払い期日、振込先、取引内容が正しいか確認します。
ステップ2 起票内容の入力 支払依頼書に、支払先名、金額、期日、負担する部署、勘定科目などの情報を入力します。
ステップ3 起票の申請 入力した内容に間違いがないか確認し、社内の承認ルートに乗せて申請を行います。
ステップ4 段階的な承認 上長、経理担当、経理部長が順番に内容を精査し、それぞれの立場で承認を行います。
ステップ5 支払い依頼の完了 全ての承認が終わると、経理部門で振込データが作られ、支払いができる状態になります。

各承認ステップの役割とチェックポイント

ミスや不正を防ぐために、承認プロセスでは誰が何をチェックするかを明確にすることが大切です。

 

申請者の上司は、「行われた取引が仕事として必要だったか、予算内に収まっているか、品物やサービスが予定通り届いているか」といった、業務の実態を主に確認します。

 

経理担当承認:ルールや形式に間違いがないかの確認 
経理担当者は、届いた請求書と入力された起票内容を照らし合わせます。「金額の写し間違いはないか、振込先は正しいか、適切な勘定科目が使われているか、インボイス制度の登録番号があるか」といった、形式の正確性をチェックします。

 

経理部長承認:最終的な判断と全体のチェック 
最終決裁者である経理部長は、「会社全体のルールに沿って適切な承認が行われたか、金額の規模に対して不自然な点はないか」を確認します。組織としての最終チェックを行う重要な役割です。

 

 

04

紙・Excel運用で起きやすい課題と失敗パターン

多くの企業で依然として続けられている紙の回覧やExcelへの手入力には、多くの限界があります。特に、会社の規模が大きくなったり働き方が変わったりすると、アナログなやり方が業務を停滞させる要因となりかねません。

承認遅延と支払い漏れが発生する構造的な原因 

紙の運用で大きな課題となるのが、書類の物理的な移動に時間がかかる点です。承認者が出張や休暇で不在の場合、紙の依頼書は承認者の机の上に置かれたままになり、数日から数週間も処理が滞る恐れがあります。

 

また、誰の手元で止まっているのかわからず、経理担当者が進捗を追えなくなることも少なくありません。例えば、複数の支店を持つ企業では、支店で受け取った請求書を本社へ郵送するだけでも、数日のタイムロスが発生します。

 

実際に、郵送の遅れや承認ルートの停滞によって、月末の支払い期日に間に合わず、取引先から督促の連絡が来て初めてミスに気づいたという失敗ケースも耳にします。

二重払い・転記ミスが生まれるメカニズム

人間が手作業で行う以上、ミスをゼロにすることは困難です。請求書の数字をExcelや会計ソフトへ入力する際、金額の桁の誤りや振込先口座の入力ミスといったリスクは常にあります。

 

また、同じ請求書に対して重複して支払ってしまう「二重払い」も、アナログ運用で起こりやすい問題です。紙の書類や、月ごと・部署ごとなどで作成しているExcelファイルでは、過去の支払い履歴をすぐに検索できないため、一度支払ったはずの請求書を再度処理してしまうミスが起こりやすくなります。

内部統制・監査対応の不備がもたらすリスク 

税務調査や監査の際には、「誰が・いつ承認したか」を証明しなければなりません。しかし、紙の書類にハンコを押すだけの運用では、実際に承認された日付が正確に記録されず、後から改ざんされていないことを証明するのが難しくなります。

 

また、過去の書類を探すために、倉庫にある段ボールや大量のファイルの中から数時間かけて一枚の請求書を探し出す作業も、経理担当者にとって大きな負担です。このような状況では、万が一不正が起きていても気づくことができず、組織としての健全性が保てなくなるリスクがあります。

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支払い依頼ワークフローを電子化するメリット

ワークフローシステムや請求書受領サービスを導入し、業務をデジタル化することで、これまで抱えていた悩みを一気に解決することができます。

起票の入力ミス削減と業務工数の大幅短縮

電子化の大きな強みのひとつが、「AI OCR」という技術です。AIが請求書の画像から自動で金額や支払先、期日を読み取りデータ化するため、手入力の手間を大幅に削減できます。

 

ある調査データによると、紙への手入力では一枚あたり2~5分かかっていた作業が、システム導入により1~2分程度まで短縮されたといわれています。さらに、手入力の時間を85%削減した事例や、ひと月あたりの業務時間を250時間から約5時間にまで減らすことに成功した事例もあります。

さらに、入力間違いがあった場合に即座に警告する機能があれば、ミスを未然に防ぐ効果も期待できるでしょう。

 

※出典:GXO「AI-OCR導入で年間1,200時間削減|3社の事例と効果測定データ【2026年版】」

承認プロセスの可視化と内部統制の強化

システム上で承認を行うことで、現在どの担当者が確認しているのかをリアルタイムで把握できます。承認が遅れている場合には自動でリマインド通知が送られるため、処理遅延の防止にも効果的です。

 

さらに、システム上では「誰が・いつ承認したか」という操作履歴(ログ)が自動で記録され、後から消したり、改ざんしたりすることはできません。そのまま確かな証拠(証跡)となるため、内部統制の強化に繋がり、監査対応の際も必要なデータを検索してすぐに提示できるようになります。

リモートワーク・多拠点運用への対応

クラウド型のシステムを利用することで、インターネット環境があれば、場所を問わず業務を行えます。例えば、出張中の上長がスマートフォンから承認処理を完了させることも可能です。

 

これにより、押印のためだけに出社する、いわゆる「ハンコ出社」を解消でき、多様な働き方の推進につながります。また、災害時などで出社が困難な状況でも業務を継続できることから、BCP(事業継続計画)の観点からも電子化は非常に有効な手段といえます。

インボイス制度・電子帳簿保存法への対応

2024年1月以降、電子データで受領した請求書は、そのまま電子データとして保存することが法律で義務化されました。これらの法令対応を自社運用だけで担うのは負担が大きいですが、システムを活用することで保存要件(検索性の確保など)を自動で満たすことができます。

 

また、インボイス制度についても、請求書に記載された登録番号を国税庁のデータと照合する機能が備わっている場合があり、確認作業の効率化につながります。法改正のたびに運用を見直す手間が減る点も大きなメリットです。

具体的な制度の詳細や運用ルールについては、以下の国税庁公式サイトで最新の情報を確認することをおすすめします。

 

※出典:インボイス制度特設サイト (国税庁)

※出典:電子帳簿等保存制度特設サイト (国税庁)

06

ワークフローシステムを選ぶときのチェックポイント

数多くのシステムが存在する中で、自社に適したものを選ぶためには、以下の3つのポイントを押さえることが重要です。

承認ルートの柔軟性と多段階承認への対応

会社によって承認のルールは異なるため、「100万円以上なら社長の承認が必要」「この経費はマーケティング部が承認する」といった自社独自の条件によって、承認ルートを柔軟に変更できるか(条件分岐)を確認しましょう。

 

また、承認者が不在の際に業務を止めないための機能も欠かせません。承認者が出張や休暇で不在の場合、あらかじめ指定した別の担当者が代わりに確認を行う「代理承認」の設定ができるかどうかがポイントです。代理承認を活用すれば、担当者の不在によって承認が滞る事態を防ぎ、支払い期日を厳守できます。

 

加えて、設定のしやすさもポイントです。専門知識がなくても、直感的にルートを作成・変更できるシステムであれば、組織変更などの際にもスムーズに対応しやすいでしょう。

外部システム連携の充実度

承認済みデータを、会計ソフトや銀行システムに連携できるかどうかも重要なポイントです。例えば、CSVファイルでデータを出力し、そのまま会計ソフトへ取り込むことができれば、再入力の手間が不要になります。

 

また、銀行への振込データ(FBデータ)を自動生成できる機能があれば、銀行のWebサイトにログインして手作業で口座番号を入力する手間とリスクも解消できます。

法制度対応と認証の有無

システム選定では、最新の法制度に対応しているかを確認することが不可欠です。特に、電子帳簿保存法への対応、JIIMA認証の有無、インボイス制度への対応機能の3点は必ず確認しましょう。

 

電子帳簿保存法への対応
電子帳簿保存法への対応として、受け取ったデータを、取引年月日・取引金額・取引先の3項目でいつでも検索できる機能が必須です。また、データの改ざんを防ぐための真実性の確保として、タイムスタンプを付与する機能や、データの訂正・削除の履歴(ログ)が正確に残る仕組みが求められます。

 

インボイス制度への対応機能
インボイス制度への対応機能として、請求書に記載された適格請求書発行事業者の登録番号を自動で読み取り、国税庁のデータベースと照合して有効性をチェックできる機能があると便利です。さらに、税率ごとの計算が正しく行われているかを判定できるシステムであれば、税務ミスの防止や、仕入税額控除の正確な実施にもつながります。

 

JIIMA認証の取得状況
JIIMA認証は、公益社団法人日本文書情報マネジメント協会(JIIMA)が、システムが電子帳簿保存法などの要件を満たしているかを評価し付与する認証です。スキャナ保存や電子取引など、自社の運用に対応した認証を取得している製品を選ぶことで、専門知識がなくても安心して導入を進められます。

07

まとめ

請求書の受領から支払いまでのワークフローを整備することは、経理業務の効率化だけでなく、企業全体の信頼性を高めることにも繋がります。紙やExcel中心の運用から脱却し、システムによる仕組み化を行うことで、ミスや遅れを減らし、最新の法律にもスムーズに対応できるようになります。

まずは現状の無駄を見直し、AI OCRや代理承認、自動連携といった機能を備えたワークフローシステムの導入を検討してみてはいかがでしょうか。業務の効率化とデータの可視化が進むことで、経理部門はより付加価値の高い業務に注力できるようになるはずです。

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ClimberCloudとは

ClimberCloudとは

バックオフィス※業務のデジタル変革(DX)を支援する、
電子帳簿保存法完全対応の
クラウド型
Web請求/電子帳簿保管サービス

ClimberCloud

※バックオフィス業務とは経理や総務、人事、法務、財務などといった直接顧客と対峙することの無い社内向け業務全般を行う職種や業務のこと

ClimberCloudが提供するサービス

ClimberCloudは、3つのサービスでバックオフィス業務のデジタル変革を支援します。

01.Web請求サービス (書類送付)

~ 請求書などのClimberCloud上に保存された書類を、取引先へメール送信が可能
~ ワークフローや自動連携オプションの利用により自動送付も可能

Web請求サービス(書類送付)
Web請求機能について

02.データ保管サービス(電帳法対応)[ 自社による保存機能 ]

~ 会計帳簿、決算関係書類、取引関係書類(自・他社発行)などの電子保存が可能
~ 各電子帳簿保存法の要件を充足

データ保存サービス(電子帳簿保存法対応)[ 自社による保存機能
 ]
電子データ・電子取引対応保存機能について

03.データ保管サービス(電帳法対応)[ 他社による保存機能 ]

~ 受領用URLを発行し、取引先が当該URLに書類を格納
~ 相手の利用サービスなどに依存せず書類の一元管理が可能
~ URL発行は取引先あたり初回のみのため、運用も簡単

データ保存サービス(電子帳簿保存法対応)[ Web受領サービス(書
類受領) ]
電子データ・電子取引対応保存機能について

導入企業様におけるClimberCloudの利用メリット

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国税関係帳簿書類は原則紙保存ですが、電子データ保存を認める特例として電子帳簿保存法が存在します。
ClimberCloudは全ての電子帳簿保存法条項に対応した帳簿・書類の電子保管が可能です。

自己が発行した書類の写し
・請求書控
・見積書控
・各種契約書
・領収書控
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・その他準ずる書類
相手方から受領した書類
・請求書
・見積書
・各種契約書
・領収書
・注文書
・その他準ずる書類
該当条項
4条第2項
作成データを保存(書類申請)
4条第3項
紙のスキャンデータを保存
(スキャナ保存申請)
JIIMA認証
電子取引ソフト法的要件認証 スキャナ保存ソフト
電子取引
電子取引
国税関係書類以外の書類
・Web請求書
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・メール添付
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該当条項
7条(義務)
授受したデータを保存
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この記事を書いた人

金田サトシ
国立大学を卒業後、外資系IT企業でSaaSアプリケーション(ERP/SCMなど)やセキュリティ系コンサルタントとして約15年の実績あり。ネットワークスペシャリスト、データベーススペシャリスト、情報処理安全確保支援士の情報処理資格を取得済み。自身の経験と体系的な知識をもとに、IT系全般をカバーするテクニカルライターとして、リアリティがありつつわかりやすい記事を多数執筆。
監修
北川 希

デジタルマーケティングやIT領域を中心に、年間200本超のライティング、100本以上の編集を担当。特に基幹業務系ソリューションやITインフラ、情報セキュリティに関する技術解説や導入メリット、導入事例に精通し、企業のDX推進や業務効率化に関する専門記事を多数執筆。行動経済学の知見をベースに、専門的なテーマでも初心者から専門職層まで伝わる記事作成・編集を実施。

 

 

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