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経営改善につながる資金繰り表の作り方【Excelテンプレート付】

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本記事は2026/01/20に更新しております。
経営改善につながる資金繰り表の作り方【Excelテンプレート付】

企業にとって資金の管理は生命線ともいえる業務のひとつです。しかし、特に中小企業や成長企業では日々の忙しさからどんぶり勘定になりがちで、放っておけば黒字倒産に陥るおそれもあります。 資金ショートを防ぎ、企業を持続的に成長させていくためには、資金の流れの把握と予測が欠かせません。

そこで本記事では、資金繰り表の概要から作り方を整理するとともに、精度の高め方、活用方法まで紹介していきます。

01

成長企業に「資金繰り表」が不可欠な理由

取引件数が増え、入出金が複雑化する成長企業では、勘や経験に頼った資金管理はいつか限界を迎えるでしょう。そこでどんぶり勘定を続けるとどうなるか、資金繰り表がなぜ重要なのか、その理由を2つ紹介します。

理由1:「黒字倒産」を避けるため

どんぶり勘定では、帳簿上は黒字だが手元の資金が不足して倒産に至る「黒字倒産」を招く可能性が高まります。収益や経費の発生と実際の入出金のタイミングは必ずしも一致しないためです。 そこで資金繰り表を作成すれば、将来の資金残高を数字で具体的に予測でき、危険な状態に陥る前に手を打つ助けとなります。

理由2:資金を計画的に使うため

資金繰り表を作成すると、数カ月先の資金状況の予測を立てられます。いつ、いくら資金を使えるか明確になるため、支出に計画性が生まれるでしょう。 大きな売掛金の回収後に設備投資を実行する、資金が安定する時期に人材採用を進めるなど、より現実的な判断が可能になります。

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02

資金繰り表と損益計算書・キャッシュフロー計算書との違い

資金繰り表と混同しやすい資料として、損益計算書とキャッシュフロー計算書が挙げられます。ここでは資金繰り表とは何か確認し、ほかの資料との違いを整理しておきましょう。

資金繰り表の目的:「未来のお金の流れ」を予測する

資金繰り表は、一定期間における入出金を一覧化し、将来の資金状況を予測・管理するための資料です。売掛金の入金や経費の支払いなどを、入出金のタイミングを基準に記載していきます。

過去の実績ではなく未来の資金状況を可視化し、資金不足の回避や適切なタイミングでの投資を可能にするツールです。

損益計算書(P/L)との違い

損益計算書は、企業の売上や費用を発生ベースで集計し、損益を算出する資料です。一方、資金繰り表は入出金ベースで集計します。例えば、損益計算書では売掛金の発生日に売上を計上しますが、資金繰り表では売掛金の回収日に計上します。 利益と実際の入出金のズレが黒字倒産の原因となるため、損益計算書を補完するために資金繰り表を作成します。

キャッシュフロー計算書(C/F)との違い

キャッシュフロー計算書と資金繰り表はいずれも資金の流れを示す資料ですが、前者は過去の、後者は未来の資金の流れをまとめる点が大きな違いです。 銀行から融資を受ける際にはキャッシュフロー計算書で過去の資金創出実績を、資金繰り表で将来の返済能力を示すといった形で、果たす役割も異なります。

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03

資金繰り表を構成する3要素

資金繰り表は、資金調達が必要な理由を特定しやすくするため、経常収支・経常外収支・財務収支の3区分を基本構成としています。 各区分の概要と、関係する勘定科目をみていきましょう。

【経常収支】本業での資金増減

経常収支は、売上の入金や仕入・経費の支出など日常的な営業活動で生じる入出金です。具体的な勘定科目としては、現金売上や売掛金の回収、人件費やその他経費の支払いなどが該当します。 営業活動で得た収入で仕入れや人件費などの支出を賄える状態が理想といえるでしょう。

【経常外収支】将来への投資や納税の状況

設備投資や資産売却、法人税の支払いなど、本業以外の活動による入出金が経常外収支に該当し、固定資産関連や法人税といった勘定科目が関連します。 経常外収支は必ずしも黒字がよいとは限らず、赤字でも成長戦略上の健全な投資によるものなら問題ないと捉えられます。

【財務収支】資金調達と返済の状況

財務収支は借入金やその返済といった、資金調達に関する入出金です。関連する勘定科目は長期借入金、短期借入金などです。 経常収支や経常外収支の動向を踏まえて、借り入れや早期返済の判断を下していきます。

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04

Excelでの資金繰り表の作り方5ステップ

ここで、すぐに使えるExcelテンプレートをご用意しました。 本章ではこのテンプレートをもとに、資金繰り表作成の手順を5ステップで紹介します。

こちらをクリック〉〉〉【Excelテンプレート】資金繰り表フォーマット

Step1:帳簿やテンプレートを準備する

まずは、テンプレートのダウンロードとともに、現金出納帳や通帳、試算表、借入金返済予定表など現預金に関する資料を揃えましょう。 通帳や試算表をもとに、前月の現預金残高を「前月繰越」欄に入力したらステップ2へ進みます。

Step2:経常収支の予測値を入力する

営業活動に関して、当月以降確定している入出金を入力していきます。 売掛金や買掛金は発生日ではなく、実際の入出金日ベースで記録しましょう。 また、交通費や消耗品費などの諸経費は過去の平均や前年同月の値、事業計画書などを参考に予測値を入力します。

Step3:経常外収支・財務収支の予測値を入力する

次に、設備投資や納税、借入金の返済など、営業活動以外で生じる当月以降の入出金を入力していきます。 借入金の返済は、損益計算書では費用として計上しませんが、実際には資金が減少するため、資金繰り表には支出として反映させましょう。

Step4:差引過不足と繰越金を計算する

収入・支出額を各セルに入力していくと、各区分の差引過不足が自動計算されます。 また、当月の「翌月繰越金」は自動的に翌月の「前月繰越金」に反映される仕様です。 セルの追加などシートに変更を加えた場合は、数式が入ったセルや参照セルがずれていないか必ず確認しましょう。

Step5:予定と実績を比較して振り返る(予実管理)

1カ月を終えたら、実際の資金繰りはどうだったか、前月の「実績」欄に入力して、予測とのズレを確認します。 差異が大きければ原因を分析し、翌月以降の資金計画を修正しましょう。 予測と実績の比較により資金繰りの問題を早期に発見し、深刻化する前に適切な対策を講じる助けとなります。

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05

資金繰り表の精度を高める3つのコツ

未発生の入出金の予測は難しい部分もあり、100%正確には作成できないでしょう。しかしその中でも、資金繰り表の精度を高めるコツを3つ紹介します。

コツ1:売掛金の回収・買掛金の支払サイトを正確に反映する

資金繰り表は、契約成立や売上確定の日ではなく実際の入出金日に基づいた作成が鉄則です。請求書などをみて、どの月にいくら売掛金の回収・買掛金の支払いが生じるのか必ず確認しましょう。 売掛金・買掛金に関しては別途一覧表を設け、発生した段階で各月の入金・支払い予定を記録しておくと管理しやすくなります。

コツ2:見落としがちな税金や賞与の支払予定を盛り込む

法人税や社会保険料、賞与など、毎月ではないが1年のうち必ず生じる支出も事前に反映します。 前年実績や納付書をもとに支払月を把握し、資金繰り表に入力していきましょう。Excelのコメント機能を使って摘要をメモしておくと、時間が経って見返す際にも何のための支出か判別しやすくなります。

コツ3:季節変動や大型案件などの特別支出を予測に入れる

季節によって売上が大きく変動する業種では、過去の月次データをもとに入出金を予測しましょう。 また、設備投資や大型案件などの特別な支出は決定段階で資金繰り表に反映します。 一時的な変動まで織り込めると、資金繰り表の精度はぐっと高まります。

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06

経営改善につなげる資金繰り表の分析・活用術

資金繰り表を作成したら、資金管理や経営改善のためのツールとして上手に活用していきましょう。ここでは3つの活用術を紹介します。

資金ショートの3つの危険信号

資金繰り表から分かる危険信号は以下のとおりです。

1. 経常収支の赤字が続く

本業で資金を生み出せていない可能性が高く、もっとも危険

2. 借り入れへの依存度が高い

本業の赤字を借り入れで補填している構造が考えられ、自転車操業のサイン

3. 予実の乖離が大きい

資金繰り表の精度が甘い可能性。放置すれば深刻な問題が生じる可能性

資金繰り表の運用では、まずこの3点を重点的に確認しましょう。

利益構造の読み取り

資金繰りが常に逼迫している場合、まず経常収支の内訳を分析し、売上不足か利益率が低いのか、原因を分析します。 そのうえで、固定費の見直しや高利益率の事業・商品への経営資源集中、不採算事業からの撤退、値引き依存案件の条件再検討などにより、キャッシュ効率を改善します。

金融機関や経営層への説明

資金繰り表の役割は、単なる資金管理ツールにとどまりません。 例えば、金融機関との融資交渉においては将来の返済能力を示す有力な資料となり、信頼性を高められます。 また、経営会議では投資や採用、新規事業の実施可否を、数値を根拠に説得力高く説明できるでしょう。 日々の予実管理を欠かさず資金繰り表の精度を高めておくと、資金調達や経営判断を支える資料としての活用も可能になります。

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07

まとめ

資金繰り表は、企業の資金の流れを予測して可視化するものです。どんぶり勘定から脱却し、自転車操業や黒字倒産の抑止に役立ちます。
ただ作成するだけでなく予実管理や分析もあわせて行って精度を高め、経営判断や資金調達にも生かせる資料として昇華させていきましょう。

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08

ClimberCloudとは

ClimberCloudとは

バックオフィス※業務のデジタル変革(DX)を支援する、
電子帳簿保存法完全対応の
クラウド型
Web請求/電子帳簿保管サービス

ClimberCloud

※バックオフィス業務とは経理や総務、人事、法務、財務などといった直接顧客と対峙することの無い社内向け業務全般を行う職種や業務のこと

ClimberCloudが提供するサービス

ClimberCloudは、3つのサービスでバックオフィス業務のデジタル変革を支援します。

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• 請求書などのClimberCloud上に保存された書類を、取引先へメール送信が可能
• ワークフローや自動連携オプションの利用により自動送付も可能

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Web請求機能について

02.データ保管サービス(電帳法対応)[ 自社による保存機能 ]

• 会計帳簿、決算関係書類、取引関係書類(自·他社発行)などの電子保存が可能
• 各電子帳簿保存法の要件を充足

データ保存サービス(電子帳簿保存法対応)[ 自社による保存機能 ]
電子データ・電子取引対応保存機能について

03.データ保管サービス(電帳法対応)[ 他社による保存機能 ]

• 受領用URLを発行し、取引先が当該URLに書類を格納
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国税関係帳簿
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自己が発行した帳簿
・総勘定元帳
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該当条項
4条第1項
作成データを保存(帳簿申請)
JIIMA認証
電子取引ソフト法的要件認証
国税関係書類 - 決算関係書類
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・貸借対照表
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・損益計算書
・その他決算書類
該当条項
4条第2項
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4条第3項
紙のスキャンデータを保存
(スキャナ保存申請)
JIIMA認証
電子取引ソフト法的要件認証
国税関係書類 - 決算関係書類
国税関係書類-取引関係書類(紙)
自己が発行した書類の写し
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・領収書控
・注文書控
・その他準ずる書類
相手方から受領した書類
・請求書
・見積書
・各種契約書
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該当条項
4条第2項
作成データを保存(書類申請)
4条第3項
紙のスキャンデータを保存
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JIIMA認証
電子取引ソフト法的要件認証 スキャナ保存ソフト
電子取引
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この記事を書いた人

紗冬えいみ
金融ライター・Webマーケター。1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP保有。証券会社、公認会計士・税理士事務所での実務経験を持ち、個人の資産形成や、法人・個人の記帳代行、決算書や申告書の作成補助に携わる。ライター転身後は知識と経験を活かして投資・資産形成や経理の基礎に関する記事を多く執筆。紙媒体も含めて年間200記事以上を手がける。
監修 梶本卓哉(公認会計士、税理士)
監修
梶本卓哉(公認会計士、税理士)

早稲田大学卒業後、関東信越国税局採用。税務大学校を首席卒業(金時計)し、税務署法人課税部門にて法人税、消費税等の税務調査に従事。複雑困難事案の事績により署長顕彰。大手監査法人に転職後、製造業や不動産業をはじめ様々な業種の上場会社監査やIPO監査に従事。その後、中央官庁勤務を経て大手証券会社の引受審査部・公開引受部にてIPO業務に従事。現在は主に法人の税務顧問を務めており、スタートアップ支援に強みを有する。

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