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【初心者向け】 経理と会計、似ているようで違う!プロが教えるそれぞれの役割と4つの違い

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本記事は2024/09/01に更新しております。
【初心者向け】 経理と会計、似ているようで違う!プロが教えるそれぞれの役割と4つの違い

経理と会計はどちらも企業の財政状態や経営成績を把握し、経営判断に役立てるために欠かせない業務です。
一般的には同じ意味で使われていることも多いですが、違っている部分もあります。
その違いを端的に説明すると、経理は会計業務の一部であるということです。

会計は企業全体の財政状態や経営成績を分析し、経営陣や利害関係者へ報告する役割を担っています。そして、会計業務のうち、企業のお金の流れを記録・管理する業務が経理です。

本記事では、経理と会計の役割と業務内容、必要なスキル・資格を紹介します。
特に、目的・業務範囲・必要な知識やスキル・資格の4つの項目に焦点を当て、経理と会計の違いを初心者にもわかりやすく解説します。

01

経理とは? 具体的な業務内容と役割

まずは、経理の定義や役割を解説します。
具体的な業務内容や必要なスキル・資格も紹介するので、経理についての理解を深めましょう。

経理の定義と役割

経理は、企業の日々のお金の流れを記録・管理する業務です。
「経営管理」の略称といわれるように、お金の流れを管理することで企業の経営を支える役割があります。
経理は、日々行われる様々な取引を記録して、企業全体のお金の流れを取りまとめて、経営状態を示す資料を作成することが、その主な業務となります。
すなわち、経理が作成する資料は、経営陣の今後の経営方針や意思決定に活用される重要な書類といえます。

経理の具体的な業務内容

具体的な業務内容は、日次業務・月次業務・年次業務にわけることができます。

日次業務

・日次業務とは、日々の取引の記録作業です。
(具体例)伝票処理、帳簿記入など

月次業務

・月次業務とは、毎月のお金の流れや帳簿の締め作業、月締めの請求や支払処理です。
(具体例)資金の月末残高確認、月末帳簿締め、月次決算、請求書発行、支払処理、給与計算など

年次業務

・年次業務とは、主に期末の締め作業です。
(具体例)決算書作成、税務申告、年末調整など

経理に必要なスキルや資格

経理は、企業のお金の流れを正しく記録・管理し、経営判断のための正確な資料を作成することが求められます。
そのため、経理に必要な知識やスキルとして、基本的な簿記知識、正確性、几帳面さ、事務処理能力が挙げられます。
また、企業全体のお金の動きを把握するためには、他の部署との連携も必要になるので、コミュニケーション能力も重要なスキルです。

簿記知識に関しては、簿記検定が客観的に簿記の習熟度を示す指標として有効です。

簿記検定の種類
・日商簿記検定(日本商工会議所主催)
・全経簿記能力検定(全国経理教育協会主催)
・全商簿記実務検定(全国商業高等学校協会主催)
それぞれの検定では、段階ごとにレベルが設定されていますが、一般的に実務で望ましい水準とされるのは、日商簿記検定2級以上、全経簿記能力検定1級以上、全商簿記実務検定1級といわれています。

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02

会計とは? 具体的な業務内容と役割

次に、会計の定義や役割を解説します。
会計の種類や目的、必要なスキル・資格も紹介するので、経理との違いを意識して確認していきましょう。

会計の定義と役割

会計とは、企業全体の財政状態や経営成績を分析し、経営陣や利害関係者へ報告する業務です。
経理業務で作成した会計帳簿をもとに、貸借対照表、損益計算書、キャッシュ・フロー計算書などの財務諸表を作成し、経営陣の経営判断に役立つ情報を提供します。
また、財務諸表は、利害関係者(株主、投資家、債権者など)に公表され、企業の経営状態を評価する際に活用されます。
このように、会計の役割は経営陣や利害関係者の意思決定に役立つ財務情報を提供することにあります。

一方で、会計は、その主体により、企業で実施する「企業会計」と公的機関で実施する「公会計」に分けられます。
次に、企業会計と公会計について解説します。

会計の種類と目的

企業会計

企業会計とは、主に営利企業が行う会計手続きのことで、目的によって、財務会計・税務会計・管理会計に分けられます。
財務会計とは、外部の利害関係者向けに財務諸表を作成し、企業の財政状態や経営成績を報告することを目的としています。
税務会計は、税法に基づいた納税額の計算を行うことを目的としています。
管理会計は、企業内部向けに経営情報を提供して経営判断をサポートするための会計です。

公会計

公会計とは、国や地方自治体などの公的機関で行われる会計です。
会計の方法は法令で厳しく規定されており、国民や住民(提出先は議会)へ行政目的どおりの予算が執行されたかどうかを報告し、公的資金と財産の保全を目的としています。
企業会計と公会計の大きな違いは、会計の認識基準と記帳方式です。
原則として、企業会計は発生主義による複式簿記であるのに対し、公会計は現金主義による単式簿記を適用することが多いです。
現金主義とは、実際の現金の入出金に基づいて損益を認識すること、発生主義とは、取引の発生の事実に基づいて損益を認識することをいいます。

会計に必要なスキルや資格

会計は、企業の財政状態や経営成績を正確に分析し、経営陣や利害関係者が正しく判断できるような情報を提供することが役割となるため、会計に必要な知識やスキルとして、会計の専門知識、分析力、問題解決能力が挙げられます。
また、経営判断に有益な情報提供も求められるので、経営に関する知識やコミュニケーション能力も必要になります。
このように、会計は、専門的な簿記知識に加え、会計や税法の知識、高度な分析力が必要となるので、公認会計士、税理士、USCPAなどの資格が役立つでしょう。

また、所属する主体に応じて企業会計や公会計それぞれの専門知識が必要となります。

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03

経理と会計の4つの違い

経理と会計の違いについての重要なポイントは、経理は会計業務の一部であるということです。
これまで説明してきた内容を整理して、経理と会計の違いについて、目的、業務範囲、必要な知識・スキル、資格に分けてまとめてみました。

違い1: 目的

経理と会計は目的が異なります。

経理の目的は企業のお金の動きを記録し管理することです。
さらに、会計情報を取りまとめて、企業の全体像を把握できる資料を作成することも経理の目的に含まれます。

会計は、企業の財政状態や経営成績を分析し、経営陣や利害関係者へ報告することを目的としています。
具体的には、経理が作成した会計帳簿をもとに、財務諸表を作成し、経営陣や利害関係者の意思決定に役立つ情報を提供することがその役割となります。

違い2: 業務範囲

経理と会計の違いを業務範囲で確認してみましょう。
経理の業務は、お金の記録と管理です。


・伝票処理
・帳簿記入
・請求書発行
・支払処理
・税金申告、支払い
・減価償却費の計算
・債権債務の支払い、回収管理など

会計の業務は、財務諸表の作成・分析と財政状態や経営成績の利害関係者への報告です。
会社がどのような状況にあるのか可視化することが主な役割になります。

違い3: 必要な知識・スキル

経理と会計は目的が異なるため、必要な知識やスキルも異なります。
経理は、企業のお金を管理するため、業務に正確性が求められます。
そのため、基本的な簿記知識が必須となり、その他にも几帳面さ、事務処理能力、コミュニケーション能力などのスキルも必要になります。
会計は、経営判断に重要な情報を提供するため、専門的な知識と高い分析力が求められます。
そのため、簿記・会計・財務の専門知識や問題解決能力、さらには経営に関する知識やコミュニケーション能力も必要です。

違い4: 資格

経理と会計には、それぞれに必要な知識・スキルに応じた資格があります。
経理は、主に簿記知識を必要とするため、日商簿記検定(日本商工会議所主催)、全経簿記能力検定(全国経理教育協会主催)、全商簿記実務検定(全国商業高等学校協会主催)の資格取得が役立ちます。
一般的に実務で望ましい水準といわれているのは、日商簿記検定2級以上、全経簿記能力検定1級以上、全商簿記実務検定1級となります。

会計は、簿記知識だけではなく、会計や税法の知識、高度な分析力を必要とします。
例えば、公認会計士、税理士、USCPAなどの資格が挙げられます。
公認会計士は、主に会計・監査業務の専門家、税理士は税務の専門家、USCPAは米国各州が認定する公認会計士資格です。

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04

まとめ

経理と会計は、企業経営を支える役割をもつ重要な業務です。
経理は、会計業務の一部であり、企業の日々の資金の流れを記録・管理する役割があります。
一方、会計は経理の情報をもとに、企業全体の財政状態や経営成績を分析し、経営陣や利害関係者に報告することを目的としています。
目的や業務範囲の違いに応じて、必要な知識・スキルにもそれぞれ違いがあります。
本記事を通して、経理と会計の違いを理解すると同時に、自身のキャリアプランを考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

緒方友梨
税理士事務所勤務15年以上。保有資格はFP技能士2級、AFP(日本FP協会認定)、簿記2級。個人、法人の記帳代行から決算業務、申告書作成補助業務まで、経理業務全般に従事。税務知識を生かして、会社での管理のしやすさはもちろんのこと、税務調査も意識した会計処理が得意。また、ファイナンシャルプランナーとして、資産設計のアドバイスや執筆活動も実施。 
監修 梶本卓哉(公認会計士、税理士)
監修
梶本卓哉(公認会計士、税理士)

早稲田大学卒業後、関東信越国税局採用。税務大学校を首席卒業(金時計)し、税務署法人課税部門にて法人税、消費税等の税務調査に従事。複雑困難事案の事績により署長顕彰。大手監査法人に転職後、製造業や不動産業をはじめ様々な業種の上場会社監査やIPO監査に従事。その後、中央官庁勤務を経て大手証券会社の引受審査部・公開引受部にてIPO業務に従事。現在は主に法人の税務顧問を務めており、スタートアップ支援に強みを有する。

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