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請求書授受の課題
請求書の授受
請求書の授受で代表的な方法は以下の2つです。
*:8%/10%の区分を明記する必要あり
請求書処理の自動化における課題
- 課題
- 取引先毎にフォーマット(規格)が異なると作業が煩雑になる
昨今、電子インボイス(PDF等)による請求書授受が進んでいますが、 請求書そのものは法律で定まった形式が存在しないため、処理の自動化において規格の不統一が課題となっています。
例1:請求書を電子データ化対応するケース
紙で受領した請求書はスキャナーでスキャンし電子化(PDF等)にする手間があります。 また、請求書を紙・電子インボイス(PDF)で受領したかどうかに関わらず、 手入力による転記作業、あるいはAI-OCRで請求書をスキャンする等の方法で電子帳簿保存法に対応する・構造化された形で電子データ化し、会計システム等に投入する必要があります。 AI-OCRの精度は年々高くなっているものの、100%では無い為、スキャンデータの誤りを都度目検で確認し、手入力で修正するといった手間が発生します。
例2:インボイス制度(仕入税額控除)対応のケース
インボイス制度開始後、まず取引先が適格請求書発行事業者か、免税事業者かどうかの分類作業が必要となります。 また、取引先毎に請求書の規格が統一されていない為、都度取引が仕入税額控除の対象かどうかを逐一判断し、適切に会計処理をしていく必要があるため、経理担当者にとって相当な負担となります。
この課題解決の為に作られたのが、デジタルインボイスです。